【保存版】会社員の防災対策7選|地震・災害時に自分と家族を守るBCP準備と171の使い方

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会社にいる時、通勤中、外出先で大地震が起きたら。あなたはどう動きますか。会社員だからこそ必要な備え、安否確認、帰宅困難対策、BCP準備、役立つ防災グッズまでまとめます。

はじめに

最近も各地で地震が起きています。「いつ起きてもおかしくない」、そう感じた人も多いはずです。

日本に暮らしている以上、地震や自然災害は他人事じゃありません。

ニュースを見た直後は「防災、見直さないと」と思う。数日経つと仕事に追われて忘れる。正直、私もそうです。

でも災害はこちらの都合を待ってくれません。

会社にいる時かもしれない。通勤途中かもしれない。営業先へ向かう道の途中かもしれない。出張先、在宅勤務中。今この瞬間かもしれません。

もし今、大きな地震が起きたら。家族の安否をどう確認しますか。会社へどう連絡しますか。帰宅できなかったらどうしますか。仕事はどう立て直しますか。

普段は当たり前にできていることが、災害時には突然できなくなります。電話がつながらない。電車が止まる。スマホの充電が切れる。会社からの指示も届かない。

そんな時に頼りになるのは、その場の判断力だけ。そしてその判断力は、事前の小さな準備から生まれます。

そこで知っておきたいのが、BCP(事業継続計画)という考え方です。

BCPとは?

BCPはBusiness Continuity Planの略、日本語では事業継続計画と呼ばれます。

要するに、災害やトラブルが起きても重要な仕事をできるだけ早く再開するための計画です。

大きな地震が起きた時、会社は社員の安否確認、業務の優先順位付け、取引先対応、システム復旧を考える必要があります。これが会社としてのBCP。

ただ、これは会社だけの話じゃありません。私たち一人ひとりも「災害が起きた時、自分や家族をどう守るか」を考えておく必要があります。

家族との連絡方法を決めておく。通勤中に被災した場合を想定する。会社の安否確認方法を知っておく。必要な備えを準備しておく。

こうした行動が、災害後の日常を取り戻す力になります。

防災とBCPの違い

似ているようで、実は違います。

防災の目的は命を守ること。家具の転倒対策、避難場所の確認、非常食や飲料水の準備が該当します。

BCPの目的は、命を守った後、生活や仕事を立て直すこと。家族との連絡、会社への状況報告、重要な仕事の判断、復旧までの行動計画がこちらです。

防災は災害から身を守る準備。BCPは災害後の日常を取り戻す準備。このイメージで大丈夫です。

第1章 会社員だからこそ考えたい3つの盲点

防災といえば、水の備蓄、非常食、防災バッグ。もちろんどれも大切です。

でも会社員には、もう一つ考えておきたいことがあります。災害が起きる場所は自宅とは限らない、ということです。

私たちは1日の多くを職場や移動時間で過ごしています。だからこそ会社員ならではの備えが必要になります。

盲点① 家族と連絡が取れない

災害の瞬間、まず頭に浮かぶのは「家族は大丈夫か」。仕事より先に、大切な人の安全を気にする。これは自然なことです。

でも、いざという時の連絡方法、決めていますか。

普段ならLINEでも電話でも十分です。しかし大規模災害時は通信が混雑し、電話がつながりにくくなることがあります。「スマホがあるから大丈夫」と思っていても、充電切れ、通信障害、端末トラブル。想定外は必ず起きます。

だからこそ平常時に、連絡が取れない時どうするか、集合場所はどこにするか、どの方法で安否確認するかを家族で話しておく。数分の会話が、いざという時の安心につながります。

盲点② 災害は会社にいる時だけ起きるわけではない

会社の避難訓練に参加したことがある人は多いと思います。でも、よく考えてみてください。あなたが被災する場所は、本当に会社だけでしょうか。

朝の通勤途中。駅のホーム。営業先へ向かう道。取引先での打ち合わせ中。出張先。昼休みに外へ出ている時。在宅勤務中。

災害は勤務時間や場所を選んでくれません。大切なのは「会社にいる時どうするか」だけじゃなく、今いる場所でどう安全を確保するか。

普段使う駅周辺の避難場所を確認する。職場周辺の一時避難場所を知っておく。通勤バッグの中身を見直す。歩いて帰宅する可能性も考えておく。こういう小さな準備が、災害時の迷いを減らします。

盲点③ 災害後、すぐ帰宅することが正解とは限らない

大きな地震が起きた時、「家族が心配だから帰りたい」と思うのは当然です。

ただ大規模災害時は、公共交通機関の停止、道路の混雑、建物や道路の被害、余震のリスクが重なります。だから「むやみに移動を開始しない」という考え方が広く周知されています。

考えるべきは、どうやって帰るかだけじゃない。帰れない場合、どう安全に過ごすか。

会社の待機ルール、職場周辺の避難場所、家族との連絡方法、帰宅困難時の行動。この4つは確認しておいてください。焦って動くより、一度状況を確認するほうが、結果的に自分を守る行動になります。

ここで一番伝えたいこと ─ 災害時、最初に守るべきものは仕事ではない

会社員として働いていると、「仕事を止めてはいけない」「会社に迷惑をかけてはいけない」と思う人は多いです。責任感がある人ほど、そう考えてしまう。

でも、災害直後に最優先すべきものがあります。自分の命。そして家族の安全。ここを忘れたら終わりです。

自分や家族が無事だからこそ、その後に仕事を支えられる。会社が本当に必要としているのは、無理をして危険な場所へ向かう社員じゃありません。安全を確保し、状況を正しく伝えてくれる社員です。

まず守るべきものを守る。その上で、できることをする。これが会社員としての本当の備えだと、私は思っています。

第2章 災害時に役立つ3つの連絡手段

防災といえば水、食料、防災グッズを思い浮かべる人が多いです。でも実際に困ることの一つが、情報が届かなくなること。

普段当たり前に使っている電話、LINE、メール、インターネットが、災害時には使いにくくなります。だからこそ覚えておきたい連絡手段があります。

① 災害用伝言ダイヤル(171)

災害が発生すると、多くの人が一斉に電話をかけるため回線が混雑します。そんな時に使えるのが災害用伝言ダイヤル(171)。NTT東日本・西日本が提供する安否確認サービスで、災害発生時など提供が開始された際に利用できます。

使い方はシンプルです。「171」に電話する。音声案内に従う。伝言を録音する。家族が同じ電話番号を入力して再生する。

「存在は知っているけど使ったことはない」という人も多いはず。体験利用日は毎月1日・15日のほか、正月三が日、防災週間(8月30日〜9月5日)、防災とボランティア週間(1月15日〜1月21日)にも設けられています。一度試しておくのをおすすめします。

② web171

固定電話を持たない家庭も増えています。そこで知っておきたいのがweb171。インターネット上で安否情報を登録・確認できるサービスで、スマホでもパソコンでもタブレットでも利用できます。

「災害時は171かweb171を使う」、これを家族で決めておくだけで安心感は変わります。

③ 00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)

大規模災害時には00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)という公衆Wi-Fiが開放される場合があります。通信事業者が連携して提供する災害用統一SSID。2023年5月からは大規模災害時だけでなく、通信障害が起きた際にも開放されるようになりました。対応エリアで提供された場合、契約している通信会社に関係なく利用できることがあります。

ただし注意が必要です。このWi-Fiはセキュリティ保護がない状態で開放されることがあります。ネットバンキング、クレジットカード決済、重要なパスワード入力は避けてください。利用は家族への連絡、避難所情報の確認、行政情報の確認程度に留めるのが安全です。

第3章 今日からできる会社員BCP 8つの準備

防災は「やらなきゃ」と思っていても後回しになりがちです。最初から完璧を目指す必要はありません。大切なのは、今日できることを一つ始めること。

① 通勤バッグに最低限の備えを入れる

会社員は多くの時間を外で過ごします。外出先で被災する可能性も考えておくべきです。モバイルバッテリー、飲料水、携帯できる軽食、小型ライト、ウェットティッシュ、携帯トイレ。全部そろえなくて構いません。無理なく持ち歩ける範囲から始めましょう。

② 会社置き防災を考える

自宅の防災用品は準備していても、会社での備えは何もない。そんな人は少なくありません。平日の昼間に被災したら、自宅の防災バッグはすぐ使えないんです。飲料水、モバイルバッテリー、携帯トイレ、歩きやすい靴、小型ライト。会社のルールの範囲内で準備しておくと安心です。

③ 家族との連絡ルールを決める

災害時に一番不安なのは、大切な人の状況が分からないこと。連絡が取れない場合はどうするか、集合場所はどこにするか、171やweb171を使うか。災害が起きてから話し合うのでは遅い。今だからこそ決められることがあります。

④ 職場・通勤ルートの避難場所を確認する

自宅周辺の避難場所は知っていても、職場周辺は知らない。意外と多いです。職場周辺、最寄り駅周辺、営業先周辺、通勤経路周辺。知らない場所で被災した時ほど、事前知識がものを言います。

⑤ 簡易トイレを準備する

災害時に困ったという声で多いのが、実はトイレ問題。断水すると普段通りに使えなくなります。携帯トイレや非常用トイレを家庭環境に合わせて準備しておいてください。

⑥ スマホが使えない状況に備える

今やスマホは連絡手段であり情報収集ツールでもあります。だからこそ使えなくなった時を想定しておく。モバイルバッテリー、充電ケーブル、充電方法の確認。持っているだけじゃなく、定期的な充電確認も忘れずに。

⑦ 家の中を安全な環境にする

防災といえば非常食や防災グッズに目が向きがちですが、最初に守るべきは自分の命。家具の転倒対策、寝る場所の周囲に危険な家具がないか、停電時の明かりの準備、避難経路をふさぐ家具がないか。

特に夜間の地震は危険です。停電した暗闇の中、割れたガラスや倒れた家具に気付かずケガをするケースがあります。枕元に懐中電灯、ヘッドライト、スリッパや靴を置いておく。小さな準備に見えて、災害時はその差が大きな差になります。

⑧ 会社の安否確認方法を確認する

会社員なら必ず確認しておきたいのが、会社の安否確認方法。あなたの会社ではどんな方法で行われるか知っていますか。安否確認システム、メール、社内チャット、電話連絡網、社内ポータル。会社によって違います。

意外と多いのが「登録したまま一度も確認していない」ケース。いざという時にログイン方法が分からない、登録情報が古い、通知が届かない。これでは意味がありません。登録情報、連絡先、ログイン方法を一度確認しておいてください。数分の確認が、いざという時の安心につながります。

近年の災害から学びたい5つのこと

防災は知識を増やすことも大切ですが、実際の災害から学ぶことも同じくらい大切です。近年の地震や豪雨災害を振り返ると、共通する教訓が見えてきます。

① スマホが使える前提で考えない

普段の生活はスマホ中心です。でも災害時は充電切れ、通信障害、基地局被害で使えなくなる可能性があります。家族の電話番号を紙に控えておく。集合場所を決めておく。こういうアナログな備えも必要です。

② 帰宅できる前提で考えない

大規模災害では公共交通機関が長時間停止することがあります。その日のうちに帰宅できるとは限りません。職場や外出先で一晩過ごす可能性も想定しておいてください。

③ 水より先に困るものがある

防災といえば水や食料を思い浮かべますが、被災者の声として多いのは実はトイレです。断水時の備えとして、非常用トイレは優先度の高い備えの一つです。

④ 情報源を複数持つ

SNSだけ、テレビだけでは情報が偏ります。自治体、気象庁、NHK、防災アプリ。複数の情報源を持っておいてください。

⑤ 防災は家族で共有して初めて意味がある

自分だけが知っていても意味がありません。避難場所、連絡方法、集合場所、防災用品の保管場所。家族と共有しておくこと、これが一番の備えです。

防災は「完璧な準備」より「今日ひとつ始めること」

ここまで読むと、「やることが多いな」と感じたかもしれません。

最初から全部そろえる必要はありません。むしろ一番もったいないのは、必要性を感じながら何もしないこと。

今日なら、通勤バッグの中身を確認する。家族と連絡方法を話し合う。モバイルバッテリーを充電する。避難場所を調べる。これだけでも十分な一歩です。

災害は、準備が終わった人だけを選んで起こるわけじゃありません。何も起きていない今が、準備のタイミングです。

まとめ

会社員として働いていると、毎日の仕事に追われ、防災を考える時間は後回しになりがちです。

でも私たちは1日の多くを職場や移動中に過ごしています。会社にいる時かもしれない。通勤途中かもしれない。営業先かもしれない。出張先、在宅勤務中。災害はいつ、どこで起きるか分かりません。

だからこそ自宅だけでなく、会社員としての備えも考えておいてください。

家族との連絡方法を決める。会社の安否確認方法を確認する。通勤バッグに小さな備えを入れる。避難場所を知っておく。どれも特別なことじゃありません。でも「あの時やっておいてよかった」と思える行動になります。

もしもの時に備える防災グッズを確認してみませんか?

ここまで読んで、「大切さは分かったけれど、何から準備したらいいか分からない」という人もいると思います。防災用品は種類が多くて、選ぶのに迷いますよね。

防災で本当に大切なのは、たくさん持つことじゃありません。自分の生活に合ったものを、必要な分だけ備えることです。

一人暮らしなのか、家族がいるのか。車通勤なのか、電車通勤なのか。在宅勤務が多いのか。必要な備えは人によって違います。

今回は、会社員が日常生活に取り入れやすい防災用品をまとめました。何から始めればいいか分からない人は、まず基本的な防災用品から確認してみてください。

使わないことが一番です。でも、もしもの時、あなたや大切な人を守ってくれるかもしれません。小さな備えが、未来の安心につながります。


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